2023/08/03 18:52

本日もお疲れ様です。

暑い中ご来店いただきありがとうございました。
今月もよろしくお願いします。

早いブランドは秋冬立ち上がりの時期ですね。
当店取扱いのブランドは比較的ゆっくりな感じですので、9月頭からぼちぼち紹介できると思います。
秋冬もよろしくお願いします。

入荷も落ち着き事務作業が捗っておりますが、そんな中待ちに待った商品が入荷してきましたので紹介させてください。



上質なペルーコットンのタイプライター生地で作る、MITTANのレイヤードバッグ。
以前ブラックが入荷していましたが、こちらの草木染を施したタイプは初めての入荷になります。
なんでも入る、軽くて使い勝手の良い布鞄です。 “レザーバッグのように使えるものを作りたくって。布が好きなので布で作りたいって思ったんですけど、布のカバンって生地にダメージがあったり汚れたりしてしまったら捨てるっていう話が多かったから、布だけど修繕しながら長く使えるカバンっていうのを作りたかったんです。”
(MITTANデザイナー三谷氏の言葉)


極細で光沢のある超長綿のペルーコットンを高密度で織ったタイプライターを10何枚も重ね縫って出来上がるデザイン。
薄くて軽くて頑丈、さらに草木染の風合いを楽しめる。長く付き合って育てることが本当に楽しい鞄です。
もし上の生地が破れることがあったとしても修繕するのも良し、そのまま中の生地を見せて使っても良いのです。 生地の糸にガス焼きという毛羽をとる処理をしない糸を使うことで、使っていくうちに、毛羽が落ち、どんどんなめらかになり、光沢が出てきます。

パーツはすべて四角で、布のムダをなくし、裁断にはハサミを使わず手で裂いて、幾重にも重ね、綿の糸で何重にも縫って丈夫に仕上げてあります。 持ち手や底には、生地を16枚重ね。たくさんのステッチをかけ、補強も兼ねたデザイン。


デイリーユースはもちろん、軽くて薄いのでサブとしても活躍してくれます。
十分な収納力があるので、1泊くらいの出張や小旅行なら問題ないかと。 ちなみにリバーシブルでもご利用いただけます。



最後に草木染について。
草木染には、人工的な化学染料にはない魅力がたくさんあります。

経年変化がある

草木染めの大きな魅力の1つが経年変化です。日光や湿気、人の汗や皮脂、摩擦などのさまざまな要因により、少しずつ変化が起こります。なお、同じ染液で染めても布製品の使い方によって出方は異なります。長く使ううちに色合いが変化するさまは、天然素材ならではの魅力です。

自然の色合いを楽しめる

一つひとつ自然な色合いを楽しめるのも大きなメリットです。化学染料なら一度に大量の製品を均一の色に染めることが可能です。一方、天然素材で染める草木染めは、同じ草木の素材でも、摘出時期や浸出時間などによって、一つひとつに個性がでます。

地球環境にやさしい

羊毛(ウール)やナイロンなどを染色するのに使用される酸性染料は、染色過程で重クロム酸塩を使うため、染色排水へのクロム流出が懸念されています。一方で、草木染めはクロムのような薬品は使いません。自然にある草木を煮だして使うため、排水が水質汚染につながる可能性は限りなく低いです。